2013/02/04

 

17:「さんさんごーごーよんよんさん、てんに」




「日出後輩」
「なんでしょう、浅野先輩」
「新聞紙をさ、」
「逆から読むと、しんぶんし?」
「…なんだけど、そうじゃなくて」
「はい」
「新聞紙の厚さが0.1mmとするじゃん?」
「そんなにありますかね」
「…まあ、コピー用紙でも、なんでもいいんだけど」
「はい」
「2つに折り畳んだら、厚みは0.2mmになる」
「なりますねぇ」
「もう一回折ったら、0.4mm」
「はい」
「…って25回折り曲げると、富士山くらい高くなるっていう話知ってる?」
「知らないです。25回ですかー?うそつけー!」
「やってみたらいいよ」
「新聞紙がないです」
「まあ、計算で」
「えーと、0.1を25回2倍すればいいんですか?」
「そうだね」
「ゆうぎりさんはゆとりなので携帯についている電卓を使いますね」
「ゆとり後輩め…」
「ニアピンです。ゆうぎりです。いきますよー0.1が0.2!」
「うん」
「0.4、0.8、1.6、3.2。…5回で3ミリですよ先輩」
「まあまあ」
「6.4、…12.8、25.6、51.2、102.4。10センチです」
「だいぶきましたね」
「204.8、409.6、819.2、1638.4、3276.8。…3000ミリって何センチですか?」
「いや、夕霧後輩それは…」
「冗談ですよ!300センチ3メートルです!!」
「よくできました」
「6553.6、…いちまんさんぜんひゃくななてんに…」
「うん」
「にまんろくせんにひゃくじゅうよんてんよん」
「はい」
「ごまんにせんよんひゃくにじゅうはってん、はち…」
「はい」
「じゅ、じゅうまんよんせんはっぴゃくごじゅうななてんろく」
「はい」
「ああもう!にーぜろきゅうなないちご、てんに!」
「…はい」
「419430てん4!」
「はい」
「838860てん8」
「はい」
「1677721てん6」
「はい」
「さんさんごーごーよんよんさん、てんに」
「うん」
「25回です」
「3355443.2mm」
「えーと、メートルだから、えーと、小数点が3つずれます」
「よくできました」
「なめてるでしょう。夕霧さん高校生ですよ!高校2年生!」
「しかも理系のね」
「理系が数学得意だとか言う考えは改めた方がいいと思いますよ!」
「俺もそう思います」
「ですよねー」
「で、何だっけ」
「3355メートルです」
「富士山は、みんなでなろう3776メートル」
「おおー!!」
「おおーだろ?」
「すごいですねこれ!!ありがとうございます!」
「いやいや」
「へー、そうですねーそりゃ2倍ですもんねー確かにー」
「ですねー」
「弟に言いますね!」
「ぼっち後輩だもんなー」
「ぼっち後輩ですねー」
「仲が良いのはいいことだ」
「でしょうー?いやあ、いいですねー、夢がありますねえ」
「…だよなぁ」
「あれ、なんでいきなりこの話になったんです?」
「いや、そこでさ、新聞紙25回も折れねーよって返されるのは、なんか違うよなぁと思ったんだよなあ」
「うーん、しけますね。誰に言われたんですかー?」
「クラスの奴」
「しけますねー。そういう話はわたしにすればいいんですよー」
「心がけます」
「そうしてください。いいじゃないですか、富士山ですよー!見た事ないけどー!」
「そう言ってもらえてよかったです」
「わたしもよかったです!」
「ちなみに37回で地球の大きさを超えるそうです」
「やばいですね」
「42回で月に到達するらしいですよ」
「…やばいですねー」
「だよねー」
「やってみたらどうですかー?」
「あぁ、…でも、新聞紙は42回も折れないんだよな」
「…折れますよ、浅野先輩ですから」
「そうかな」
「折れます折れます!もののことわり学生になるんでしょう?」
「善処します」
「よきにはからえー!」
「まんまだな」
「そうなんですか」
「…それはまってるんですか?」
「ええ、なんかクラスの男子がやたら言ってて」
「理系男子の闇だな」
「闇ですね」
「うちのクラスもいつかむげなりとか流行ったよ」
「闇ですねー」




*参考:http://blog.graviness.com/?eid=949239