仲間は恐らく沢山いた。
私を応援してくれる人も、私が応援したい人だってそう。
どういうわけか恋人志望も少なからず。
私の何が気に入ったのか分からないけれど、それらの私は嘘だ。
権威は私に期待した。
彼らの期待が痛かった。
自分に重ねられる偶像が辛かった。
私への認識が怖かった。
権威からすら向けられる目が嫌だった。
友達は、2人いた。
美しき気違いと、有色の空気。
すごいとは思うけどそんなでもないだとか、
自惚れんなよ凡人だとか、
そんな言葉で私の事を一蹴した彼女達の事が羨ましかった。
美しき気違いは誰よりも突き抜けていたし、
有色の空気は誰よりも埋もれていた。
私には自分をどうにかする勇気はなかったけれど。
彼女達は偶像の私を見て、不自然だと笑う。
誰よりも自然に嘘を吐く私が不自然だと笑った。
それで良かった。変わらなくともそれで良かったのだ。
あの子は元気だろうか。
結局どうすることも出来ずに様々なものを損なってしまった彼女は。
私はもう鮮やかには嘘がつけないよ。
ごめんね。
ごめんなさい。