2015/10/13
12月中旬だったりする35
35:「どう考えてもきちがいですから」
「しりとりしましょう浅野先輩。この間はすいませんでした」
「たまには調子悪いこともあるよ」
「よろしくなかったですねー」
「眠かったとか?」
「かもしれませんねー。いつも眠いですし」
「しっかりしろ日出後輩」
「いやです〜」
「砂」
「なす」
「砂」
「なす」
「砂」
「なす」
「……」
「……」
「…」
「頭のいいひとにはですね」
「うん」
「生きて報われてほしいです」
「その心は?」
「えー。特にないですけど。なんとなく。」
「へえ」
「だから浅野先輩は幸せになってくださいね」
「はあ」
「なんですかその返事はー!」
「なれるかな」
「ならないといけないんですよお。義務ですよ」
「世知辛い」
「頭のいい人は頭いいからせちがらいんです」
「なるほど」
「頭のいい人はですねえ、しあわせになるのがへたなんですよ」
「俺がサンプル?」
「いえ、私のお友達です。きちがいじゃないほう。うそつきのほうです」
「頭がいいんだ」
「それはもうすばらしいですよー!」
「そっか」
「あの人はですね、頭がよすぎたから。だからですね」
「頭がいい人の考えることはわからないからなあ」
「そうなんですよー。ほんと何考えてるのか。そんなことまで考えるかーって」
「なるほど」
「まぁ浅野先輩はきちがいサイドですけどね」
「きちがい推すなぁ」
「どう考えてもきちがいですから」
「ありがとう?」
「わーい」
「うん」
「だから、あれ、義務は果たさなくていいのかもしれない…!」
「やった」
「でも頭いいからやっぱ果たしてください。義務〜」
「世知辛い…」
「先輩勉強しなくていいんですか」
「昼休みくらいいいじゃん」
「うわぁ、余裕だ」
「そんなでもないよ」
「余裕じゃないんですか」
「受けてみないとわからないかな」
「へえ」
「冬休みに入ったらもうここ来ませんかね」
「いや、講習あるし」
「ゆうぎり後輩もあります。冬期講習」
「冬休みじゃないよなあ。もう慣れたけど」
「これやってなんか変わるんですかねぇ」
「変わると思ってないとやってられないよ」
「うわあ、なんか珍しいこと言うんですね。びょうきですか」
「受験ノイローゼってことで」
「浅野先輩はぜったいならないやつですね〜それ」
「ひどい」
「義務を果たさなきゃいけないし」
「世知辛いなぁ」